友人の離婚④

友人は酔いに任せてか、現在ある自分の状況を私に話した。



奥さんが離婚してくれないこと、娘とは会っていないこと、別居は2年になること、話し合いに応じてくれないこと。



どうしてよいのかわからない。現在まで奥さんと子供の生活費は払っていて、こちらには負い目がないことなどを語っていた。



友人は別に不倫をしていた訳ではない。


離婚理由は他にある。



いろいろあるなかで奥さんの浪費癖が目立った。


友人は貯金するため新しい口座をつくりそれを奥さんに預けていた。



あるときにその口座を確認すると残高二万円だった。


唖然とした、一緒に生活するなかで生活費は全部出している。


奥さんにだって贅沢はできないが少し遊べる位のお金は渡していた。



友人の頭の中では100万円は貯まっていたはず。それが二万円



私は理由を尋ねたが『何につかったかわからない』


そう友人は答えた。


すでに気がついた時は夫婦としての会話はなく、そんな事がわかっても話し合いすらしたくなかった。


『離婚したい気持ちしかなく問題の解決より離婚したい』


『浪費癖、もうどうでもよい。とにかく離婚したい』



『娘に一生会えなくてもあいつと離婚できるなら我慢する』



私は驚いた。友人はあんなに娘を大事にしていたのに、あんなに成長を喜んでいたのに、そして今でも愛しているのに。



それほどまで奥さんと別れたいならそれそうの理由があるはず。


私は友人にそこまでして、娘との縁を切るような覚悟をしてまで奥さんが嫌いな理由はなんだと尋ねた。



その答えを書く前にここで友人とその奥さんの出会いから結婚までを簡単に書きたいと思う。