· 

スマホのせいで不倫が終わらない

スマホは便利で素晴らしいけど人間関係を壊したと思う

探偵|横浜ブログを読んでいただきありがとうございます。あおしぐれ探偵事務所の太田です。

 

今回は[スマホのせいで不倫が終わらない]について書いていきます。

 

最近ですね。『太田さんが思う不倫の一番の原因は何ですか』と聞かれて即答で「スマホ」と答えました。

 

個人の性格や容姿など関係ないです。スマホが悪い。これには反対意見もあるかもしれませんが、私はあくまでも1番悪いのはって考えるとどうしてもスマホだと思う。

 

考えた人は凄いですよね。本当に便利になった。私も今からスマホなしで生きなさいと言われても少しためらいますね。

 

ただですね。これのせいで人間関係が壊れたり、人付き合いが苦手になったりする人が多くなったのは事実です。

 

これについては探偵とは関係ないので触れませんが、スマホのせいで不倫については言いたいことがあります。

 

今日は私の言いたいことをショートストーリーシリーズ(初めてですが)にしてご紹介します。

 

 

【スマホ・・不倫の始まり・・・(戻れない現実駅)】

 

 

 

『今日は疲れたな、女性の部下に今後の打ち合わせも含めってことでご飯でも誘ってみるか』

 

これは親睦を深めるため、下心は無いと、自分に言い聞かせる。

 

「今日は仕事終わりはなんかあるの」

 

「ありませんよ」

 

「たまには仕事のお疲れをかねてご飯行く?」

 

「ぜひぜひお願いします」

 

笑顔で行くといった部下に好印象を持ったことは否定できない。

 

そして、会社近くの居酒屋に

 

「乾杯、今日はお疲れ」

 

「ありがとうございますお誘いしてくれて」

 

また笑顔、なんだか可愛く思えている自分に気が付く。また少しならお酒も飲めるのもいい。

 

最初の話題は、当然仕事の話しだが、いつしかこの女性部下がプライベートではどんなことをしているのか、いままでの恋愛はどうだったのかが気になりだしている自分に気が付く。

 

少しのお酒が原因か、それとも自分の下心かはわからない。でも聞きたくなったんだ。

 

「○○は彼氏といるの」

 

「なんでですか」

 

「いや、彼氏といたら早めに解散しないと心配されるじゃん」

 

本当はそうではない。気遣っているような言葉でセクハラを誤魔化し、自分をよく見せようとしている。本当はこの部下は行けるのか、行けないのかを確認しているのだ。

 

「残念ながらいないんですよ」

『残念ながら・・ていうことは本当なら彼氏が欲しいという事か(^-^)』

 

「そうなんだ、変なこと聞いてごめん」

 

「ぜんぜん大丈夫です。それより○○さんは奥さんとどうなんですか?」

 

『来た。この質問にどう答えるかで不倫関係になるのか、会社の部下として付き合うのかがかわる・・まあくどければの話しだが・・』なくなりそうなビールを一気にあおり、またビールを注文する。

 

「いや~普通だよ、特に話すこともないかな」

『当たり障りのない答えで誤魔化す。本当は特に問題はない。それどころか妻はよくやってくれているし子供も問題なく育っている。上手くいっている。この家庭を壊すようなことはしてはいけない』

 

特に反応を見せずに部下が言う

「そうなんですね~」

 

あまりよくない反応を見て答え方を間違ったかもと気にする。

 

「まあいろいろあるけどさ」

 

『不満がないわけではないが、それも些細な事だ。それをいろいろと言ってしまい聞かれたら困るな』

 

「いろいろって何ですか」

 

興味ありそうな顔でこちらを見る

 

「いや~妻の○○が嫌で、それと実は○○なんだよね」

 

「そうなんですか~私ならそれはしないかな~」

 

『あれ、好反応だ。それならいろいろ聞いてもらおうかな』

 

 

それから、2時間ほど飲んで、2人は帰る。駅で別れてまた「また明日」

 

この「このまた明日」という言葉は今の2人には明日また会えるねという意味に変わってきているのは今はまだ気づいていない。

 

『今日は楽しかったな、また誘うか・・いやダメだ。これ以上仲良くなっては仕事もままならない』

 

そんなことを考えながら電車に揺られて妻にLINEをする。

 

「いま、電車に乗った」帰りの連絡は結婚当初から欠かさない。

 

「了解」スタンプ1つの返信。

 

この電車がまるで、別の世界に連れていく護送車のように思えた。

 

そんな時、さっきの部下からLINEが入った。

 

「先ほどはありがとうございました。楽しかったです」

 

一瞬で頭の中が明るくなる。お花畑だ。脳が何かを欲しているのがわかる。この快感を・・わすれていた快感を・・

 

スマホとは凄いものだ、現実に戻ろうとした瞬間に容赦なくお花畑に戻してくる。けして嫌ではない。嫌ではないが・・・家に帰ってもそれは続くのだろうか・・

 

「次は○○駅ですお出口右側です」車内アナウンス

 

電車は何事もなく現実駅に停車する。

 

帰り道。少し機嫌のいい自分に気が付く。足取りが軽い。こんな気持ちはいつぶりだ・・・・

 

電車の中から、なんて返したらと考えていたLINEの返信を決めた。

 

「また、近々飲みに行こう」

 

 

はい。ここまで読んでいただきありがとうございます。この先は皆さんの想像にお任せします。またのブログでお会いしましょう(^-^)