弁護士の23条照会と「住所がわからない」本当の話
あおしぐれ探偵事務所の太田です。
今回は、実際にあった相談をもとに
浮気・不倫問題で多くの方が誤解している
**「メールでの慰謝料請求」と「弁護士の23条照会」**についてお話しします。
「慰謝料は支払います」と言われたのに、逃げられた
以前、こんなご相談がありました。
浮気相手の男性に対し、
弁護士からメールで慰謝料請求をしたケースです。
相手からは、
「支払います」
と、はっきり返事が来ました。
ところが——
そのまま連絡が取れなくなりました。
依頼者さんは当然、不安になります。
「住所を調べられませんか?」
「弁護士が入ってるのに、逃げられるんですか?」
結論から言うと、
この時点でかなり厳しい状況でした。
理由は一つです。
相手が「キャリアメール」ではなかった
その浮気相手が使っていたのは、
**Gmail(フリーメール)**でした。
ここが非常に重要です。
弁護士の23条照会とは?
弁護士の23条照会とは、
弁護士が職務上の必要に応じて、
「この人物の情報を教えてください」
と、企業や団体に照会できる制度です。
ただし、よく誤解されますが——
強制力はありません。
相手企業が
「回答できません」
と言えば、それで終わりです。
キャリアメールが強い理由
docomo・au・SoftBank などの
キャリアメールは、
・契約時に本人確認がある
・住所や氏名の登録が必須
・国内企業が管理している
このため、23条照会を行うと
使用者や住所が判明する可能性が高いのです。
Gmail・Yahooメールが弱い理由
一方で、
・Gmail
・Yahooメール
こういったフリーメールは、
・本名でなくても作れる
・住所登録が不要
・海外企業が運営
そもそも
「誰が使っているか」という情報を持っていない
ケースが多い。
結果として、23条照会をしても
「お答えできる情報がありません」
で終わります。
つまり——
住所がわからない。請求できない。逃げられる。
メールでの慰謝料請求が危険な理由
この話で伝えたいのは、
弁護士が入っていれば安心
メールで証拠が残るから大丈夫
という考えが、必ずしも正しくないということです。
特に、
・相手の住所がわからない
・連絡手段がメールだけ
・フリーメールしか使っていない
この条件がそろうと、
逃げられるリスクは一気に高まります。
浮気問題で本当に必要なのは「行動の証拠」
探偵としてはっきり言います。
浮気・不倫問題で重要なのは、
LINEやメールのやりとりではありません。
・誰と
・いつ
・どこで
・何をして
・どこに泊まったか
この行動の証拠です。
メールは消せます。
アカウントは捨てられます。
でも、
行動は消せません。
まとめ|逃げられない形を作ることが大切
今回のケースは、
依頼者さんが悪いわけではありません。
多くの方が
「まさか逃げられるとは思わなかった」
そう言います。
だからこそ、
・証拠を取る順番
・請求のタイミング
・連絡手段の危険性
これを知らないまま進むのは、とても危険です。
ご相談について
「これ、自分も似てるかも…」
そう感じた方は、
契約しなくて大丈夫です。
まずは状況だけ、聞かせてください。
逃げられない形を作るために、
今、何をすべきか。
それだけお伝えします。
あおしぐれ探偵事務所
太田
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